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日々雑記

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2023年 11月 17日

恒例行事

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真打ち登場は来春か!

ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜、あ〜あ奥行き6m位の広いガレージが欲しいなぁ(ずん飯尾和樹風に)



# by Wonderfullifewith | 2023-11-17 11:11 | くるまのこと | Comments(0)
2023年 10月 31日

仕方ないので観光

行方不明者の事はこれ以上どうしようもないので、いやもう少し突っ込んで夕方再度該当住所を巡ってダメ押しをしても良いのかもしれなかったと後で思ったが、これは区役所の方にお願いすればそれで良いって事になるかなと思い直して今に至る。

昼過ぎには用事が済んでしまったが、この日帰りの航空券は20時15分、おいおいこれから夜まで何をしろというのだ?という感じで、完全ノープランの旅慣れないおっさんは中華街でしばしたたずむ。

そういえばまともに食事をしていなかったと思い出し、何か食べようかと思うのだがこれまた何を食べて良いのかさっぱり判らない状況で、朝は空港のコンビニで買った卵サンドとコーヒーだったからなぁとだからなんだって事を思い出して、店をあちこち覗いてみたが最近は余り食に対しての欲がなくなってしまったので全く食指が動かない。

何を食べても30分後にはお腹いっぱいって事に間違いはないので、コスパを考えてこんなものに手を出してしまった、今は反省も何もしていない。
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350円位だっただろうか。
これを一つ食べたらそれなりにお腹が満たされたので良しとした。

一応こちらにも親戚が数名居を構えているので、唯一話が通じそうな叔母にLINEを入れて見ると、30分位で来てくれるとのこと。
中華街をとぼとぼ歩いていると「今到着したよ」との返事を貰い、中華街の隣にあるホテルのラウンジで世間話をするが、叔母の姉が亡くなったときの遺産相続であった以来全く見ていない、携帯も持っていなかったから叔母名義のガラケーを渡していたが、それも契約を切ったので何をしているか判らないと。

普通の暮らしをしているここを読んでるような方からしたら「信じられない」って思う様なことをしている人間って、この日本の1億3000万人ほど居る人間の中には少なからず存在しているって事を、まさか自分の身内で思い知られるとは。
こんな話はテレビの中のワイドショートかでしか聞かないと思っていたのに。
そしてその人間を探す側の人間になっているとは。
人生って不思議なものですねと美空ひばりの歌を出すまでも無く、本当に不思議なものだ。

叔母と色々話をしていると、自分がまだ20代位の気分で話していることに気づかされ、叔母の娘がもう50過ぎてて孫までいるって聞いて自分の中ではまだあの子は幼稚園児だったのにって本当にどうかしてるぜと情けなくなるが、そういや自分だってちゃんちゃんこを着る年齢までカウントダウンなんだからお前こそ本当にどうかしてるぜだ。

ひとしきり世間話をして何か進捗があったらまた連絡しますねと言って「関内」の駅で別れる。
が、このまま空港に行ったところでどうしようもないので、一区間だけ電車に乗って横浜見物をすることにした。

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テレビでよく見る立派な建物を実際に確認してみる。
実在するんだってのが正直な感想だ。
お土産を持ってるのでなかなか大変な行程になったが、それでもテクテクと歩いて田舎者丸出しで歩く。
確か映画館もあったから「映画でも観て時間を潰そうかな?」とも思ったのだが、ここまで来て映画鑑賞も無いだろうと思いとどまった自分の選択は果たして正解だったのだろうか。

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遊園地のようなものがあったりしたが、あいにく閉園日で誰もいない。
帆船を横目にテクテクと歩く(順不同?)
遊園地が開園してたとして、おっさん一人で遊園地でどう楽しめば良いのかさっぱり判らないので多分閉まっててくれて良かったんだと思う。

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安藤百福さんの記念館があったので、これ位なら覗いてみても良かろうと館内に入ると入場料が掛かるのね(当たり前だ)。
500円を支払って他のオプションは如何なさいますか?と訊かれたが、基本自分はオプションを付けない派なので丁重に辞退する(何の話だ?)。
謎肉たくさんのカップヌードルとか作ってもねぇ。
館内をぐるぐる回り、安藤百福さんの動画を鑑賞し、誕生秘話などを改めて知り、この人の発明は世界に革命を起こしたと言っても過言では無いなと改めて思い知った。
ここは社会科見学のコースにもなっているのか、中学生位の団体が結構見学に来ていた。

ひとしきり見学して、売店を見るもこれ以上何か手に持つことは出来ないと判断して記念館を後にする。

信号を渡ったところにも商業施設があり、そこもぐるりと回ってみたが「まぁこんなものか」という感想で終わってしまった。
人口が多いとこのような施設もそれなりに盛り上がるんだなと思った。

テクテク歩いてアウディのディーラーを過ぎて、赤煉瓦の建物の辺りまで到着
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業界の勉強会でこの先の大桟橋ってところでも開催されたことがある様だが、「うーみーはひろいーな、おーきーなー、奥さんそれ僕が洗ったんですよ」という台詞を思い出すのは多感な時期に鑑賞した洗濯屋の兄さんのビデオが鮮烈すぎたからだろう。

この船はサザンのあの曲のモデルになった船なのか?と思いながら、あの人達もこの辺を散歩してたのかなと感慨深いものがあった。
どうせなら外人墓地とかも観に行けば良かったかなぁ、あと50年位前に登ったマリンタワーにも登れば良かったかなlと思ったが、なんせネガティブデータを収集したのとお土産が重くて歩く以外何もする気にもなれなかった。

どこかでエコバッグを買おうかと思って赤煉瓦の中のお店を散策してみるが、エコバッグに4000円とか全然エコじゃねーわと諦める。
普段買い物に行くときに持ち歩いてるエコバッグは、娘が大学に入ったときにパソコンを買ってその販促品みたいな「VAIO」って書かれたヤツだし、その前は職場の装置の販促品の「HITACHI」って書かれたバナナの形のヤツだし、エコバッグに金を払う気なんてさらさらないわけさ。

折角こんなところに来たんだから何か思い出のものでも買おうかとも一瞬思ったが、これと言ってほしいものも無く(物欲も消えつつある)ただ倉庫内をぐるぐると回っただけとなった。

歩き疲れてどうしようか、休もうかと主ものの何をどう休んで良いのかも判らず、田舎者はひたすら歩くしか無くて、看板の地図を見て駅方面に向かう。

うん、そこそこ歩いちゃったのね。
関内の駅から港まで行ってまた関内の駅までぐるりと回ってしまったわ。
途中で横浜税関があって「お世話になってます」と軽く会釈をして奥が、また仕事で使うものが税関で止められちゃって「こんちくしょー」と思いながらこれからまた面倒な手続きを行って税関を通して貰わなくちゃならないのよ。
そんな止められるようなものは買ってないはずなんだけどなぁ、何を買ったかももう忘れてしまったわってのが正直な感想(ダメじゃん)。
にしても今は円安だから以前よりも3割位高い買い物になってて、これが諸々の値上げの一端を担っているのでどうかその辺はご理解頂ければ幸いですと誰に言ってるのか。

駅前のお店でリップクリームを買って会計をしてるときにお土産を置き忘れて、電車に乗る前に手ぶらな事に気づいてまた改札を出てお土産を引き取ってまた改札を抜けて電車に乗ったが、これが田舎だったら今の電車を乗り過ごしたら次は1時間後ですみたいな事になって悲惨なのに都会は次から次と電車がやってきてくれて本当に有り難い、いやそうじゃない。

電車を乗り換えて空港まで向かうのだが、どうやら踏切で事故があったのか少し遅れると案内があったがこっちは搭乗時間まで3時間以上ある身なので多少遅れようが何をしようが全く気にならない。
遅れてくれて結構!くらいの勢いなのだ。

やっぱり途中の駅で降りてヨドバシの大きいのとか、634mのタワーとかその辺も見物したら良かったかなと思ったのだが、いかんせんお土産が重たくてその気に全然なれなかった、次は頑張ろう(次は無い)。

無事空港着
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こんなお店で飲み比べビールを堪能する。
味の違いは分かるがどっちが好きか?とか聞かれてもよく分からない。
それぞれの旨さがあるからね。
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おしゃれなスパゲティを頂いちゃうおっさん一人。

食事が終わって搭乗手続きまであと2時間、携帯の充電もそろそろヤバくなってきて、実は娘から借りた充電器がAirPodsProは充電出来るのになぜかiPhoneの充電が出来ないという致命的な状況になってて、それでも空港ロビーのコンセントからどうにか充電が出来て一安心したのもつかの間、機材繰り越しのために45分遅延なんて絶望的なアナウンスを聞く。

賑やかだった空港ロビーもだんだん人が居なくなり、売店のシャッターもおり、少しずつ掃除の人が出てくるような時間になって、おいおい帰りの電車はあるのか?と言う怖い疑問までわいてくる。

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それでもどうにか定刻よりもかなり遅れて機内の人になったのだが、風向きが良かったのかパイロットが「いつもより多めに噴射してます」と頑張ってくれたのか判らないが予定よりもちょっと早めの1時間5分で到着。

地元の空港についてコインロッカーの中にしまっていたジャンパーを取り出しましょうと思ったら、これがまぁ空港内の朝の風景と夜の風景では全く違っていて、どこのコインロッカーに入れたのか全く判らなくなり、20分ほどひと気もなく店のシャッターも閉まった空港内をうろうろうろうろしてるうちに1本電車を乗り過ごす。

どうにか目的のロッカーを見つけて駅のホームに向かったのは最終電車が来る10分前だった。
電車に揺られ家に着いたのはその日があと数分で終わるような時刻、家族らはなぜか起きていて「どうだった?」「やっぱりいなかった」の会話で終了。

人捜しは自分の手を離れて第二章的な感じになりつつあるが、この先の事を考えると本当に頭が痛い。
不在者財産管理人を選任して事を進めようにも、全然金にならない仕事なので果たして弁護士が引き受けてくれるかも判らないし、失踪宣告を出すには行方不明になって(平成30年5月頃)から7年経過しなくちゃならないから手続きするにも再来年になるだろうし、その間に冗談抜きに相続人が変わりそうな雰囲気ありありなのよ。

それまではじっとこらえて祖父と父名義の固定資産税を払い続けるしか方法が無い、まぁ名義が換わったって固定資産税は払い続けなくちゃならないんだろうけどね。
田舎で農業をやりたいって人がいれば固定資産税分で土地を貸し出したいよ。


# by Wonderfullifewith | 2023-10-31 18:23 | うちのこと | Comments(6)
2023年 10月 28日

しょっけんしょうじょからの

「しょっけんしょうじょ」

職権消除だが、食券少女と変換されると訳が分からなくなる。

これは役所が「この人はここには住んでませんよ」って事を公式に認めてくれる手続きらしいが、戸籍の付票を見たら恥ずかしながら探してる人物は過去にも別の住所で職権消除されていた(驚愕)。
こんなに行方不明者扱いされる人間てどうなのよと思うでしょ、世の中にはこんな人間もいるんだわ。
住所不定でどうやって暮らしているんだろうね。
誰かに養ってもらってるのかね?
こんな人間の食い扶持を見てる人ってどれだけ奇特な人なんだろうと思うわ。

にしてもどれだけ住所不定みたいな事をしているんだか、身内として恥ずかしいわ。
一応兄弟の中で唯一大学まで行かせて貰った人間だが(東京のFラン大学)、その先はどこで何をしていたか判らない様な根無し草の生活をしてずっと過ごしていたんだと思う。

職権消除の手続きを行って、他の証拠と一緒に今度は「失踪宣告」って流れになるんだろうが、こうなると「行方不明になってから7年」なんて期間が必要となり、裁判所への預託金が発生したりほんと余計な出費が必要になってくる(と思う)。

相続する土地なんて二束三文で何の利用価値もない様な山の畑とか田んぼとかだから、オレにもそれを受けとる権利がある!なんて言ってくる相続者はあれだけの人数が居て誰も居ないわけで(固定資産税の納付義務が発生するからね)、そのために相続する自分が余計な金を支払わなければならないって何だか解せない。
居なくなった年寄りなんて財産も何も無いだろうから、差し押さえも何も出来ないだろうしね。

相続の手続きをお願いしている事務所から「あれから何の連絡も無いんですけど」と電話を貰ったが、かくかくしかじかで手続きが止まってるんですよ、それでこれから「職権消除からの失踪宣告」なんて事になったら果てしない時間が掛かる可能性が出てきて、そうすると相続人の何人かが変わってしまうって事になる恐れが十分あって(相続人の最高齢が90歳位)本当に面倒なのと、印鑑証明の有効期限のことが気になってるんですけどって伝えたが、それは大丈夫みたいな話を聞いたがそれでも最高7年って年月が掛かるとなれば話は全く別のことになってしまうと思う。
別の相続人が発生してその人の印鑑証明やら何やらをまた取り寄せなければならなくなると思うと本当に頭が痛い。

最後にこの人間を確認したのが平成28年か29年だから、それが有効なら手続きに半年位かかったとしても最短で来年か再来年には「この人はいません」ってことになるんだろうなぁ。
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皆さんも相続の問題が出そうになったら、相続人の行方だけはしっかり確認しておいて欲しい。
いやこんなケースなんて極めてレアか。
居なくなる人の大半は借金こさえてとか愛人関係とか世の中がイヤになったとかって感じだろうし。
でも年間8万人も行方不明者がいるこの国だから、普通にある話なのかね?

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「街の明かりがとても綺麗ねY浜」とか「ウーチャーイナタウン」とか「あれがアナタの好きな場所」とか「貴方知ってる港Y浜」とか「マーリンルージュでかっこつけて」とか「Y浜たそがれ」とかとにかく歌になる街、途方に暮れつつも折角だからこんな場所で昼飯でも食べるとするかと思った午後だった。



# by Wonderfullifewith | 2023-10-28 17:54 | うちのこと | Comments(2)
2023年 10月 27日

人捜し2

赤い電車でY浜まで行き、そこから乗り換えるとスマホの地図案内が言っているので、取り敢えず電車を降りて改札に向かうが、内地の電車はよく分からないので改札を抜ける前に駅員さんに尋ねてみる田舎者。

「ここに行きたいんですけど」とスマホの画面を見せると直ぐさま改札を抜けて直ぐ近くの改札を抜けていけば良いと教えてくれて、その通りに行くと程なくして電車が到着。
都会は直ぐに電車が来るから本当に有り難い。

Y浜から2つ目くらいの駅に降り立ち、さてここからが勝負だとばかりに再びスマホの地図アプリを見る。
まずは交番に行ってみるかと最寄りの交番までテクテク。
グーグルさんが紹介した道はどう見ても裏道だろって感じの狭い通りだが、初めて踏み入れる場所なのでその通りに歩く。
雑多な雰囲気の通りを歩くが、間違いなく地元では見ることが無いような雰囲気にちょっとドキドキする。
数分も歩いただろうか、交番発見。
扉を開けようと思ったが入り口の扉には施錠されていて、中からお巡りさんが開けてくれた。

「実はこの辺に住んでる人を探しておりまして、今はるばる北の大地からやってきたんです」と伝える。
探し人の住民票を見せて「この住所なんですが」と説明して地域の地図を広げて貰うが、どうやらそこには10世帯位の人が住んでいるらしい一角と言う事が判り、道順を教えて貰う。

「グーグルで見てもこの一角は中まで映像が無いんで全然判らないんです」
「高齢の人間なので生きてるか死んでるかも判らない状態なんです」
と伝えると、
「ホームレスの方でもマイナンバーカードの様なものを持たせて、何かがあれば親戚の方に連絡が行くようにはなってることが多いんですけどね」と言われるが、年間8万人も行方不明者がいるような国だから、それとて全員が持ってることも無いだろうし、戸籍からは抹消されてるような人も居るだろう。
当然海に落ちて死んでしまってるとかもあると思うし、その辺の事を何気なく喋ると「それは・・・」と事件的なことがあってはならないと感じているのか暗に否定するような雰囲気だった。
そりゃそうだ、この国でそんな事が公にはあってはならないのだから。
でも実際はきっと多くあるんだろうと個人的には思っている。

家と家の間の1mほどの道を進んでちょっと大きな道に出て坂を上っていると上からうら若き女子高生と思われる集団がぞろぞろとやってくる。
この辺の女子校の生徒さんのようだ。

程なくして現地到着
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ここら辺りまではストリートビューでも確認出来たが、写真左の小道までは入ってくれてなくて、そこを突き進んでいくと、その向こうにまた階段があって、こんな細い小道を誰が使うんだ?と思ったら結構生活利用者がいたりして、凄いところにひしめき合って住んでるんだなぁと感心したりするが、きっとこの辺の坪単価なんてビックリする位だから、道に面積を割くなんて事は考えないんだろうなと田舎者は思うのであった。それに雪降らないから除雪のことを考えなくても良いからね。

出向いたのは平日の日中だったために多くの家が留守だった。
アパートもあり、中から電話をする声が聞こえたのでピンポンを鳴らすと途端に声が消えた。
参ったなぁ、これじゃぁどうしようもないわと思いながら、それでも一応そこまでは想定の範囲内だったので持参した「人を探しています」の文面が書かれた紙と探し人を知ってるとか知らないとか返事を書いてもらうハガキを郵便受けに投函。
そんな事を各戸にしながら歩いていると、家の前でたたずむ老人発見。
「人を探していて、今75歳位の人なんですが」と伝えるが、向こうも75歳よりもずっと年上っぽくてこちらが何度か大きな声で説明して「知らんなぁ」の回答を得る。

隣の工務店みたいな所にも人が作業していたので、その人にも一応書類を渡したが、返ってきた返事は「そんな人知らないなぁ」

中の方に入って行くとこれまた家の外に住人と思われる人が居たので尋ねたが、「ここに何十年も住んでるけどそんな人は見たことないわ」と言われる。
「そっちのアパートの人は女の人だったし、その奥は若い人だし、隣は今は住んでないし」
どんどん「いない」方面の話で固まってきているのをひしひしと感じた。

失踪宣告を行うにあたり、どこまでの証拠固めが必要なのか判らないが、ネットをググると該当する住所に手紙を出して戻ってくるとかも一つの証拠にはなるらしい。
本来であれば取得出来ない他人の住民票を相続関連に関しては対象者に限り請求が可能となるって事、弁護士会が行っている無料相談の担当弁護士さんは教えてくれなかった。
「他人の住民票は弁護士しか取得出来ないんですよ」と伝家の宝刀のように言っていたが、士業の人だと取れるらしいし、今回のような特例では一般人でも取れるって事を知ったのは生きていく上で何かの役に立つ、事が無いのが一番有り難いんだけどね。

にしてもやはり「免許」ってのは有り難いものだなぁとつくづく思う。
人を傷つけてはいけないって事になっているが、お医者様は手術という名の下にそれが許されてるわけで。
身近なところでは自動車を運転してはならないって所を、免許を取得した人は運転しても良いと許可を得られるわけで。
最近はこの自動車免許に関して個人的には年齢の上限を設けても良いのではないかと思っているが、どんなものだろう?
もしくは一定年齢以降の免許更新にはしっかりとした技能試験を受けてもらって、それに不合格の人は剥奪する位の事をしても良いと思う。
逆走とか踏み間違いとかミサイルとか然り。
T車のPとかAとかに紅葉マークが貼られて、バンパーに傷がある車を見ると自然と車間距離を開けてしまう自分がいる(笑)。

話戻って、実際の話として住民票が置かれてる場所に人が住んでないと健康保険の問題も出てくるだろうし、年齢的に年金受給の問題もあるだろうから、本来ならば区役所がもう少し突っ込んで調べて欲しいなぁとか思うわけ。
職権消除なんて文言もあるから、それをしてくれるとこっちとしても失踪宣告を出す場合にも話が早いんだけどと思っているので、今一度区役所に訊いてみよう(現在確認中)

そんな訳で住所の現地調査するのに掛かった時間30分、これで今回の仕事の全てが終わってしまった。
これ以外は全くのノープランで、さてさてこれからどうしようかと思案する田舎者であった。

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つづく


# by Wonderfullifewith | 2023-10-27 11:13 | うちのこと | Comments(0)
2023年 10月 22日

人捜し

田舎の農家の出身なので、本来なら第一次産業に従事していればこんなことも無かったのかもしれないが、何をとち狂ったか第三次産業に鞍替えしてしまったが故に、実家方面のことをおざなりにしてしまったツケが、イヤ自分が悪いわけではなく、適当にやり過ごした実親が諸悪の根源だと思うことが今頃になって白日の下にさらされてしまう事態となってしまった。

相続

親から受け継いだものをその子孫がその法律に基づいてきちんと相続していれば何の問題もなかったのに、適当にやり過ごしたが為に色々な問題が生じてしまっている。

にしても本当に面倒な話で、昔は子だくさんだったが為にその相続人は10人を優に超えてしまう事態となっている土地相続問題。

これが都会のど真ん中の土地なら「自分も親戚だ」とか言い出してくる人間が出てきそうなものだが、悲しいかな何の利用価値もない様な土地を相続していなければならなくなり、誰もが「そんな土地誰が相続するか!」ってレベルなのでそこは問題ないのだが、肝心の相続人が見つからないって「そんな事今の世の中にあるの?」って事が実際に起きてしまった。

相続人が見つからないとどうなるかって言うと、相続の手続きが出来なくなるらしく話が全く進まない。

そこで登場してくるのが法の番人の方々となるわけだが、法の番人の方に丸投げするとそれこそ法外なお値段が発生してしまうことが判明してしまったので、最後の最後だけお願いしようと考え、自分で出来る範囲のことは自分でやってみようと、DIY精神の元に行動を開始してみた。

取り敢えずの書類だけは集めることが出来たので、見つからない人間が法律的には住んでいると思われる地の役所に連絡を入れるが、全くらちがあかないことが判明した。

無料の法律相談所に出向き、かくかくしかじかでどうしたら良いでしょう?と訊いたところ「取り敢えずはその人間の住民票を取り寄せることから始めるのが良いと思うが、これは基本的に士業の人間しか出来ない」と言われ、その費用などを聞いて「人が動けばその位の費用な発生するよな」と考え、でももう少し自分で調べてみようとごそごそ調べたら「相続に限りその相続人が住民票を取り寄せることが出来る」とあったので、必要書類を該当の役所に送り住民票を入手した。

ここまでで諭吉様数名の節約となった。

そこに書かれている住民票と戸籍の付票の住所は同一、つまりそこに住まいを構えている可能性があるって事が判ったので、それを確認しようと思い、探偵事務所に連絡を入れてみる。

そこでもかくかくしかじかで人を探しているが、その場合の費用はどのくらいか?と訊ねたところ、概ねアルピナD5のミシュランタイヤ4本分位〜(から!驚愕)と言われ、自分の愛車のタイヤすら買い換えられないのに、なんでそんな適当な人間のために大枚をはたけようかと電話を切って今一度冷静に考えてみる。

住所は判っている、ただそこに手紙を出しても「宛所に尋ね当たりませんで帰ってきてしまう事実がとても引っかかるのだが、その場所がどんな場所かも全く想像出来ず、Googleマップで見ても肝心の場所まではカメラが入り込んでおらず詳細は不明。

法的な手続きとして、どうしても相続人が見つからない場合は「失踪宣告」を行えば良いとの情報も入手しているので、本当に失踪してしまっているかの証明するために現地に出向いて証拠集めをするしか無いとの結論に達した。

ただ自分は貧乏暇無しを生業としているので、一ヶ月のうち全休日が1日位しか無い状況でその日をその為に使うのがとても惜しい気がしたのだが、背に腹は代えられない。外注すればパイロットスポーツ4本分からの費用が発生するのだから。

格安航空券を調べて「LCCで成田に飛べば安いなぁ」とか、「でも現地までは90分かぁ」とか田舎者なので土地勘が無い状況で、それでもそれなりに安い航空券を入手、当然鶴のマークとか日ペリの携帯で言えばdocomoとかauみたいなキャリアじゃなくてその二番手みたいな航空会社のチケットを入手。

マイラーでも何でも無いので無事に身体を運んでくれればそれで良い人種だから当然往路と復路の会社が違ったりして、下着の上下が違うみたいな気恥ずかしさをほんの少しだけ感じながらポチッとな。

いつもの時間よりも早い時間に起床してて、ギリギリの時間で空港に到着。

行き先はこちらよりも10℃以上気温が高いので上着を空港のロッカーに押し込んで搭乗手続きを行うが、そのときに眠たいのか朝からグズグズ言ってる子供連れ家族を発見。

イヤな予感がしたのだが、そんな事は余り考えずに搭乗手続きを行う。

離れた場所に席が取れていれば良いなと思ったが、いざ座席に座ったらなんとその家族が自分の並びに居るという見事なミラクルを起こすなんて、自分は持ってるなぁと思った。

案の定、グズグズ言い出して大変な状況となったのだが、一番大変なのはその母親なのは言うまでも無い。

完全に針のむしろの状態で1時間強を過ごしたのはマジ痩せる思いだろうなと思ったが、これが見事な体格だったのには笑えた(関係ない)。

「シー、シー、静かにして」と言っても聞く訳がない推定2歳児、ずっとぐずりまくりでAirPodsProのノイキャンを持ってしてもその叫び声がガンガン聞こえてくる。

見かねたCAさんが何度も色々なグッズを持ってやってくるが、そんなものに効果があるわけが無い。

「じいじの所に行く」と叫んでいるが、その肝心のじいじはどこに居るのか?と周りを見渡すと、なんと自分の隣の初老のおっさん(推定自分よりも数歳年上)に居るではないか。

孫の心の叫びには一切耳を貸さず、全然関係ないふりをして過ごすじいじ、よっぽど「じいじ、呼ばれてますよ」と言ってやろうかと思ったが、グッとこられる。

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「子供叱るな自分の来た道、年寄り笑うな自分の来た道」なる言葉があるが、残念ながら自分は飛行機に乗ったのは大学に入ってからなので、飛行機の中で周りに迷惑を掛けたことは無い。



どうにかこうにか耐えて無事到着。

そこからスマホを駆使して目的地に向かうが、ほんとに便利な世の中になったもんだわ。

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赤い電車に乗って目的地に向かうが、速度計を見て電車って結構スピード出すんだなぁと妙なところに感心したりするが、その筋の方に聞くとその方の会社よりも赤い電車は速いそうだ。

直線みたいな所だからこの速度でも走れるんだろうけど、やはりカーブではそれなりに減速していた。それを遅延は罪とばかりに時間合わせみたいな走りをすると京都の事故のようなことが起きるんだろうなぁ。

つづく


# by Wonderfullifewith | 2023-10-22 18:50 | うちのこと | Comments(4)