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2019年 05月 21日
やっぱALPINAなんだわ
いつかは、いつかはと思いつつ、やはりその高すぎる障壁を前に尻込みしているまま一生が終わるんじゃなかろうかと思っている懸案、それがALPINA。

やっぱ零細個人商店主の身分ではあまりにあまりなのは誰の目にも明らかな訳で、それを突破するには人生を完全リセットする位しか方法が無い様な気もしないでもないが、そんな中でもどうにかその片鱗に少しでも触れられる機会を与えてくれるのが「試乗会」って催し。

いつもお世話になってるD主催ではないが、どこからともなく今度の試乗会にはALPINAの試乗車もあるよって話が聞こえてきたので、ちょっと浮気じゃないがライバルDの主催する試乗会にお邪魔してみた。


昼までの仕事が終わり、やや疲労困憊の状況で腰が重い中、それでもこれを逃したら次は無い、そう「幸せの女神の後ろ髪は無い」の言葉を思い出して、尻の軽さを腰の重さと相殺させる勢いで出掛けてみた。
てか、その日は業界の定期総会が開催されて、それには出席しなければならないためになんとしてでも家から出なければならない事情ってのがあったのよ、実際。

総会に参加するために、普段は先ず着ることの無いスーツを着てネクタイを締めて、到底休日の格好じゃないでしょって出で立ちで試乗会の行われる施設まで地下鉄で向かい、って所でトラブル発生。

拙宅からはバスで最寄りの地下鉄駅に向かい、そこから街中まで出てそこで別路線の地下鉄に乗り換えるのだが、そこでいつもは西に向かう車両にばかり乗っている癖で、何も考えずにホームに入ってきた車両に乗り込み心の中で「ベストタイミング」とほくそ笑んでいるところで、ドアが閉まり進んだ方向は「西11丁目方面」。

判る人には判るが、自分が向かおうとしている駅は「バスセンター前」。

ちなみにこちらの地下鉄駅名を並べると
・・・・「西18丁目」ー「西11丁目」ー「大通り」ー「バスセンター前」・・・・
となり、自分は「大通り」駅から乗り込んで「バスセンター前」に向かう方向の車両に乗るつもりだったのに、向かった先はその逆。

久しぶりに背中に変な汗が流れた。
時間の余裕があれば笑えるのだが、ギリギリのスケジュールで動いているのにこのミスは痛すぎた。

止めてくれ!と叫んでも車両が止まる訳も無いし、まさか非常ボタンを押すほど非常識な人間でも無いので、何事も無かった風を装い地下鉄が西11丁目駅に到着するのを待つ。

だが神は我を見放しては居なかった(髪にはとうに見放されたけどね)。
西11丁目駅に到着すると、向かい側のホームに反対方面に向かう車両が止まっているではないか。
ただ止まっていたって事はそろそろ出発する可能性が高いって事なのだが、ドアが開くやいなやホームをダッシュ、閉まり掛けた車両に華麗に飛び乗る。
これでカバンでも挟まればまた笑い話かも知れないが、飛び込みセーフで乗り込むことが出来た。

ただその車両に乗っていた人はおかしな光景を見たと思う。
向かい側の列車から走ってきてこちら側の列車に乗り込むおっさんだからね。
かんのよいきゃくは「あ〜、オヤジ乗る列車を間違えたな」と思うだろう。
そこで自分がとった行動は「今自分は何者かに追われていて、反対側の車両から間一髪こちらの車両に逃げ込んだ体」を装ってみたのだ(アホだね)。
迫真の演技にきっと乗客は納得してくれたと思わないと、穴があったら・・・、いやこの喩えは色々誤解を招くので差し控えるが、とにかく当初の車両に乗ることが出来たのでめでたしめでたし。

恐らくは大通駅で待っていても同じ車両に乗り込むことになったと思われるから、時間的ロスは0キロカロリー(サンドウィッチマンかよ)

だがこの日はこの時期としては異様に暖かく、ネクタイを締めて歩くと汗ばむ様な気温の程で、地下鉄を降りてからは上着を脱いで会場まで歩いた。

受付で免許証を提示して誓約書にサインをして、担当営業マンを聞かれてライバルDの方の名前を伝えたところ「今日はヤケに○○ちゃんのお客様が多いなぁ(笑)」と言っていたが、あの方がどれだけお客を持っているかはこの会話を聞くまでもなく容易に想像が出来る。
こんな北の大地の一営業所に籍を置きながら、全国トップクラスのセールスなんだからね。

「ご希望のお車はございますか?」とDのオネイサンなのか、その日のために雇われた綺麗なオネイサンなのかは判らないが、そんなオネイサンに接客されて、大きな声で「XD3でお願いします!」と「第1印象から決めてました」的に一択選択。

試乗車にはM850やM5もあったために、XD3はそれほど大人気って訳では無く直ぐに乗り込むことが出来た。
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これはこれで新しい感じがするけど、正直なところ個人的には一つ前のもう少しシャープなラインのXD3の方が個人的には好きなデザインなのよね。
だからなのか、G30よりもF10の方が好きなのかも知れない。
まぁこれは好き好きだからどうしようも無いわ。

大金持ちで税金対策のために高額な車をちょこちょこ買い換えるんだったら、顔のデザインがどうとかどうでも良い話だと思うけど、一般庶民にとっての車ってのは、一世一代の大勝負的な、人生に置いて言えば、配偶者、家、その次くらいに高い買い物だからね。
え?配偶者は家より高いのかって?。
そりゃぁ高いでしょう(笑)。
配偶者様はプライスレスですよ(何所に向かって言ってるんだか)。
何度も換える、もとい買えるものでもないしね(意味深爆)。

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オーバルの4本だしだが、パッと見にはアクラボの刻印は見られなかった。
ちょっと残念。
まぁオーバルの4本出しだけで判る人は判るんだけどね。

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車検証が無ければ再発行して貰えないと噂のあるステッカー、ニコルだけではなくALPINAの文字も入っている。
いやぁこれだけでもご飯お代わりできそうだわ。
そういやこっちのあの方もニコル物の車をお持ちだが、流石にALPINAマークは入ってないと思うなぁ。

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フロントスポイラーにも燦然と輝くロゴ、大々的に主張する訳でも無く、判る人にだけ判るこの紋章はオーナーの所有心をくすぐるよねぇ。
完全に勝負マーク(違うか)。
まぁ車に乗り込んじゃったらロゴもデコラインも見えないんだけどね。
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はい出ましたXD3。
X3じゃないよ、X3 xDrive20dでもないよ、XD3だよ、潔いだろぅ〜!
ツインターボだぜ〜!
これも乗ってしまうと判らないんだけどね。

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そう言いながらもコクピットに座れば厭が応にも飛び込んでくるこの青い文字盤、今はコーディングでこの色を出せるらしいけど、さすがにALPINAの文字までは出ないでしょ?(出るの?)。

アルピナスキーの自分としては、毎度シートに座る度に他所の人が見たら「あのおっさん、とうとう気が触れたわ」と思う位にニタニタしちゃうんだろうなって事は全く想像に難しくない。
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ステアリングにも緑色のステッチが見えるし(逆光でフレアバリバリご容赦)、ホーンボタンの部分も通常のBMWと違う(と思う)。ただボタン類の銀色は個人的にはうーんって所。
これが高級感なの?って気がしないでも無い。
他にも高級感を演出する方法はあっただろうに(あくまで個人の感想です)。


この車両はサンルーフも装着されていたし、ヘッドアップディスプレイも付いてて、オプション全部乗せっぽい感じで、きっと試乗車あがりでもそこそこ良いお値段で中古車として出ていくんじゃなかろうかとむふふな事を考えてみたり。

もうね、この価格帯の車は新車では買えないのよ。
中古の出物を狙うしかないのよ。
それだって一般庶民としてはかなり「頑張って無理して背伸びして」ってレベルだけどね。

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写真じゃ見づらいけどスピーカーもハーマンカードンが奢られている。マジに全部乗せじゃないか?

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黒いシートが個人的にはちょっとだけど、シートバックにもマークがデデーン。
このバッジもたぶんオプションだよね。
ステッチも良い感じね。
これでシートが明るい色だったらなぁ。
だったらなぁって、明るい色のシートだったら買うのかよ!とか聞かないでね、当たり前に買えないから。
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センターコンソール周りは通常のX3と同じっぽいけど、ドリンクホルダーの前方にはアルピナのシリアルナンバーが刻印されているプレートが鎮座している。
これ、乗り込む度に見ちゃうんだろうなぁ。
そして製造ラインを流れてた愛車のことを妄想しちゃうんだろうなぁ(アホ)。


ブレーキペダルに足を置き、スタートボタンを押してエンジンを掛けてみる。
窓が開いている状態だとディーゼルエンジンであることはハッキリ判るのだが、ひとたび窓を閉めて室内の音だけを聞いていれば、車のことをよく知らない人はこの車がディーゼルであることに気づくことは無いかも知れない。
ぶっちゃけ運転席に居ても良く判らないレベルだからね。
よくよく見ればタコメーターのレッドゾーンが違うことで気づくくらいだ。


実際には20インチなんてとんでもないサイズのタイヤが装着されているのに、街中を流れに沿って走っている分には弩弓サイズのタイヤが装着されてる事なんて微塵にも判らない。
これぞアルピナマジック(かなりバイアスが掛かってると思うけど)。
フロントは255/45、リヤタイヤなんて285/40の20(訂正しました)だからね、タイヤが普通に自立するわ(笑)。

信号待ちで先頭になったので、信号が青になったのを機に周囲の安全を確認してアクセルを床付近まで踏み込んだら、一呼吸置いてとんでもない加速をし始めたのには驚いた。
2速にシフトアップするかしないかくらいでブレーキに足を置かねばならない状況までそれこそ「うっ!」じゃないわ、「あっ!」という間。
2000回転以上回ってる状態でひとたび右足に力を入れれば、後ろから蹴飛ばされた様に加速しちゃう。

先代のXD3を高速道路で試乗したときもそうだが、余程の自制心が無ければ免許証が何枚あっても足りない車だと再認識した。


試乗コースでは1台前にM850、その前にM5コンペティションが走っていたが、M850はいちいち「バババッ、バリバリっ」って音を発しながら走っていて、とてもじゃないが近所のスーパーに大根買いには行けないと思った。
その点XD3はとてもジェントルでエレガントで荷物も詰めて、お買い物からロングツーリングまでオールマイティにこなせる一台なので、稼いでる額の8割くらい税金に持って行かれる様な感じの、家の中に売るほどのお金のある方には、数年後にそのおこぼれを狙ってる庶民のために、是非ともフルオプションでオーダーご購入頂ければ幸いである。

ほんの10分ほどの試乗だったが、無理して出掛けて良かったと思った瞬間だった。
このやる気をもう少し本業に向けられれば、きっとアルピナを買うこともそれほど大変では無いんだろうなと思った5月のとある日だった。

結果、本業の総会には開始1分遅れで会場入りしたのはご愛敬だ。


by Wonderfullifewith | 2019-05-21 18:54 | くるまのこと | Comments(10)
Commented by chandra at 2019-05-21 21:36 x
叶えたい夢がALPINAなら 叶う夢にするのは床まで踏み込む勇気だけ。いつか死ぬ時に あー あるぴ・・な・・と言って事切れるよりは 今 逝ってしまいましょう! (*゜▽゜)ノ 
Commented by Wonderfullifewith at 2019-05-22 23:46
chandraさん
夢が床まで踏み込めば叶うのなら、キックダウンスイッチを破壊するくらいの気持ちで踏み込みたいところなのですが、何か見えない力が私の右足を強烈なまでの力で押さえ込んでおります。
その力から解放されるには、恐らくはchandraさんの実印と印鑑証明とともに連帯保証人の欄に署名捺印頂ければ良いのではと思っているのですが、如何なものでしょう?(笑)
夢は叶うのか、儚いのか、それが永遠のテーマです(^_^;)。
Commented by pedi5 at 2019-05-23 15:33
こんにちは。

この個体、私ともう一人B6sに乗られている私と同業の方のために札幌に入る前に函館に寄って頂きました。もしかしたらXD4ご購入されるかも。夜はニコルの担当の営業マンとお食事させてもらい色々貴重な話を聞かせてもらいましたが、今後ALPINAは2Drクーペはしばらく撤退するとか、AlpinaX7はやはりディーゼルエンジンXD7であるとか・・・・

さて、試乗してみた感じ、ATが進化していますが差はわずか。ブレーキが性能アップでこれはうらやましい進化。直進安定性は同じ20インチ(21じゃ無いよ)でもミシュランからピレリに変わっているので比較は難しいですがわだちに強くなっていました。内装は質感UPでうらやましいです。でも次のマイナーで最近の新しいメーターデザインに変わるのでしょうか?肝心のエンジンは、フィーリング、パワーともALPINAらしいエンジンですが、これもF25と大差ありません。なので無理に新車でなくともF25のセコハン狙いで正解かもしれません。うちは人口減少による収入減のため次の車は現在考えられません。大切に乗っていこうかと思っていますが・・・でも先生セダンスキーでしたよね。
Commented by f10-d5 at 2019-05-24 00:47
こんばんは、マル運です。

アルピナXD3、北海道で乗るにはぴったりのお車かと(^O^)
って、pediさんも書かれていますが、セダン党だったのでは?
って、pediさんが、XD4を購入したら、pediさんの、XD3と言う良い出物がありそうですね
Commented by pedi5 at 2019-05-24 08:54
XD4ご購入はB6sに乗っていられる方ですね。左Hしかないので私には無理です。
Commented by Wonderfullifewith at 2019-05-24 14:46
pedi5さん
ご指摘ありがとうございました(訂正しました)。
新車なんて到底無理な話でございます(^◇^;)。
程度の良さそうなB5やD5あたりをネットで見ながら妄想を膨らませてます。

新しいデザインのメーターになって、自分がそれに慣れられるのかいささか不安ではありますが、これも時代の流れと諦めるしかないんでしょうね。

我々の業界も段々と利用者人口が減ってきておりますので、収入を維持するのが大変でなかなか厳しいものがあります。
この先新規で開業する様な人はもっともっと大変だろうなぁと思ったりしています。

基本セダンスキーではありますが、アルピナスキーでもありますので、D4、B4、XD3も大好きです(^_^)/。

これからの日本、子供を育てやすい世の中にならないと消滅の危機すら感じます。
子供3人目からは国が成人までの費用全部みますキャンペーンでもやってくれないかしら?と半ば本気で思ったりします。
その為の財源確保が目的の増税なら、私は喜んで納税します(税金納付口座を放置してうっかり延滞したら、街金並みの延滞金が掛かって泣きそうになりましたが(^_^;))。
Commented by Wonderfullifewith at 2019-05-24 14:49
マル運さん
XD3、オールシーズンバッチリな1台ですよね。
ただし今は怪我の心配から冬期間あまり活動的ではないので、セダンでもどうにかやっていけます(^◇^;)。

pedi5さんにはその内出るかも知れないX5のガソリン車をご購入頂いて、そのおこぼれを(棚ぼた笑)。
Commented by Wonderfullifewith at 2019-05-24 14:51
pedi5さん
XD4はトリプルターボでしたっけ?
パイプなどの取り回しのためにLHDのみみたいな話を聞いたような気がします。
LHD、確かに追い越しなどの時や駐車券を取るときなどにちょっと不便ですね。
Commented by pedi5 at 2019-05-24 19:58
XD4はクアッドターボですね>^_^<
Commented by Wonderfullifewith at 2019-05-26 12:34
pedi5さん
クアッドターボ!、強烈すぎます。
ツインターボですらビックリしてたのに、その上上ですからね。
オプションで22インチタイヤとか、アルピナはSUVに何処までの性能を持たせようってんでしょう?(^◇^;)。


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