2018年 10月 22日
大本命のその上を知る
最近冥土の土産のような事態が続いている、もしかしたら死期が近いのかも知れない。


さして忙しくも無い仕事をしている最中にお世話になってる営業さんから電話を頂く。

「アルピナがあります、是非この機会に!」

何がどうしてこの機会になのかはサッパリ判らないが、あるというのなら見に行かねばなるまい。
北の大地でアルピナを見る事が出来るのはそうそう多いことでは無いのだ。
この機会を逃したら次はいつになるか判らないのだ。

そんな訳で仕事を終えていつものように強烈な睡魔に襲われてる所を堪え、る事すら出来ないくらいに眠かったのでちょっと仮眠をとってからいそいそと出掛ける小市民。

はたしてそこにはメーカーのオススメカラーを纏ったアルピナが鎮座していた。
どうやら全国行脚をしている1台のようだ。

外観を一廻り見て回る。
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これだけでご飯をお代わり出来る位の存在感。
青に塗られたキャリパーと遠慮の無いまでの大サイズローター。
付け根から端っこまでを最大限利用して車体の速度を制御しようとするその姿勢には感服だ。

ホイールボルトが丸見えで、どうやらF10の時からホイールキャップが廃止されてる。
これはこれでキーの紛失事故が無くて良い(と個人的には思う)。

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オーバルの4本出し、痺れる。
アクラポの刻印は無いのね。
排気音はM5様程の自己主張感は無いが、自分の車両とは明らかに一線を画す音量だ。

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リップの文字はステッカーでは無い。
雪道などでぶつけたら目玉が飛び出そうだ。
4WDなのに別の意味で怖くて冬はあまり乗れないかも知れないなぁ。
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個人的な大本命の車両のその上を行くこのエンブレム、ここ数年は買わなくなったけど自分の様な立場だと「宝くじに当たったら」レベルでしか購入する事が出来ない証のエンブレムがついている。
でもこれが、後で判ることだがどうしてビックリするほどジェントルなのよ、ご主人(って誰だよ)。

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えーっと、間違わないで頂きたいですがメーカーのエンブレムは左側にこの様なフォントですから。
別の場所に貼ると見る人が見るとうーんと思ってしまうので注意が必要ね。
まぁリスペクトしてって気持ちは判らないでも無いし、本物と同じ場所に付けるのはおこがましいって気持ちから別の位置に付けるのも理解出来ない訳では無いけど・・・。

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これはちょっと違う気がする。
でもきっとアルピナファンなんだろうな。
あえて本物のように車両左側に貼らなかったんだろうな。
流行りの言葉で、オマージュって言うの?

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Mのグリルは基本素通しになってるが、アルピナは通常と同様にシャッター式になっている。
まぁ走っちゃえば600馬力のモンスターエンジンが「もっと冷たい空気を!」って事でサクッと開いて冷たい空気をゴクゴク飲み込むんだろうけどね。


「今スタッフが手を離せないんで、すいませんがお一人で適当に乗ってきて下さい」

「良いんですか?」

「ええ、返ってすいません。あ、スポーツモードが楽しいですよ」

そんな事を言われて車に乗り込む。
M5様の様な特別な儀式は必要なさそうだ。

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エンジンを掛けるとインパネには青いパネルが出てくる。
「ご飯、お代わり下さい!」

「あまりオプションはついてないと思います。」
と言われたが、サクッと見る限りドアソフトクロージャー、サンルーフ、ヘッドアップディスプレイ、ハーマンカードンスピーカーセット、革張りダッシュボードは搭載されていた。
動かしてみるとバックカメラも搭載されていた。
あと必要なものって何だろう?
シートにはアルピナの刻印が入って無いタイプだったので、もし万が一うっかりオーダーするようなことがあったなら、シートの形状と色は指定したいなぁ(妄想は楽しいなぁ)。

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この辺りは通常の5シリーズと何ら変わらない。
M5様のようにシフトレバーの形状が違う事も無い。
いたって「普通」なのだ。
その普通のクルマに通常価格の2倍のお金を出すその理由は?
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このプレートに200万位の価値かな(高杉君、笑)。

ブレーキ関連に100万、マフラーに100万、スポイラーに50万、タイヤホイールに100万、メーター造形に50万(コーディングで青パネルは出せるらしいが)、エンジンに300万、他はプレート込み300万はブランド料と考えるか。

このブランド料が高いか安いかはそのオーナーの気持ち次第って所だろう。
卓越した動力性能に加え、年間数百台しか作られない希少性をどこまで考えるかだ。

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モードを変更するとパネルもこの様な感じに変わる。
勿論エコプロモードにすると、例の訳の判らないもの変わるが、やはりアルピナに乗るのなら青い文字盤の状態で乗っていたい。

走り出して最初に感じたのが、個体差かも知れないが1000回転を超えるまで少しもたつく感じが見られたので、グイッと右足に力を入れたら「ブン」とエンジンが元気になって一気に前に出てビックリ。
慣れるまでにちょっと時間が掛かりそうだが、そんなのはオーナー様の話だからどうでも良い。

一般道を流す走り方をする限り、ギヤは7速に入ってエンジンは1200回転付近を指している。
高級車の乗り心地そのものだ。
ただしフロント255、リヤ295とタイヤ交換の時にちびりそうなサイズのロードノイズは若干だか車内に侵入してくる。
まぁこれは高性能車に乗ってることとのトレードオフと考えるしかなかろう。

周囲からもきっと「青いビーエム」位にしか思われないんだろうな。
まさか万が一にも追突したときの修理代が鼻血出そうな金額になるなんて絶対考えてないよな。


車の往来が無いところで右足にもう少しだけ力を入れたら、4000回転くらいまで一気に上がったと思ったら心臓も同時に4000回転くらいまで上がったようなドキドキ感。
M5様の時にも似たようなドキドキ感を味わった記憶が甦ってきた。

普段は大人しいけどやるときはやるよって感じで、はたらく細胞のマクロファージさんの様な豹変ぶり、もしくは普段はメッチャ淑女なのにいざ、いやこの比喩は辞めておこう。

M5様は乗ったときから「覚悟しとき」って感じだったのにアルピナはそんな風な感じは微塵にも見せずにだからねぇ。
きっとこれが両者の味付けなんだな。
どっちが優れてるとかでは無く、どちらが好きの世界だ。

乗ったときにM5様は通常の5シリーズとはボタンやら何やら色々な部分が違っているから、交感神経優位の状態になりまず血圧が40mmHg程上昇して、瞳孔は散大し、唾液の分泌は抑制され、腸の動きもぎこちなくなり、鼓動も一気に速まって厭が応にもMの乗り手になる感じだが(あくまで個人の感想です)、アルピナはシートに座って周囲を見渡してもほとんど普通の5シリーズ、唯一違うのがメーターパネルの色味くらい。
「さて行くかな」みたいな平常な気持ちで車を走らせることが出来る(と思う)。


M5様にしてもB5様にしてもおいそれと買えるような車じゃ無いので、今回この様な貴重な試乗の機会を与えて下さった営業さんには深くお礼を申し上げる次第だ。



頑張って頑張って頑張って死ぬほど頑張って買おうかと思ったが、肝心の「G30はちょっと斜めに入れるとシャッターが閉まらない車庫問題」が自分にはあるので、後ろ髪を引かれながら(もう無いだろ)お店を後にした。

てかガレージもまともに用意出来ないヤツが2000万オーバーの車を買おうかって考えること自体がナンセンスだわ。


by Wonderfullifewith | 2018-10-22 15:01 | くるまのこと | Comments(10)
Commented by mi-bar at 2018-10-22 20:46
マクロファージさんの例え、判りやすかったです(笑)
すこーしづつオーナー様への道を歩まれているようですねー(^^)
Commented by 地区男 at 2018-10-23 07:50 x
アルピナ・・・(遠い目)
逃がしたアルピナは大きかったです(号泣)

ボクは、折角のチャンスを生かせなかったのですが、代表様は是非ともこのチャンスを生かして下さい!
えぇ、ガレージなんていりませんって♪
青空駐車で良いんですよぉ☆彡そんでもって、塗装がやれて来たらまた買いかえれば良いんですから!
フォードアだから経費で買えますからOK牧場っすね!?
日本の経済活性化の為にも、ここは一発ハンコを押して下さい。

Commented by Wonderfullifewith at 2018-10-23 09:51
mi-barさん
マクロファージさんの喩えが判ってくれる人がいて良かったです(笑)。
アルピナ、夢ですね。
人生設計の中に組み込めれば良いのですが、この先の自分の経年劣化のレベルも考えに入れなければなりません。
あと10年若ければイケイケドンドンだったかも知れないですが、一般会社で考えれば「定年」なんて言葉も少しずつ現実の年齢に差し掛かりますと、ちょっといやかなり考えちゃいます(^_^;)
Commented by Wonderfullifewith at 2018-10-23 09:54
地区男さん
逃したアルピナは大きかったっすね。
あれは恐らくあの界隈ではマニアじゃなくてもヨダレものの一台だったと思います。

このチャンスは「試乗出来た」チャンスでありそれ以外の何ものでもないです。
アルピナを青空駐車ですか。
冬は雪に埋もれて、そこから怒濤の4WDでモコモコ出てくる。
フロントスポイラーは消耗品だぜ!って心意気で乗る事が出来れば良いですが、そんな人はきっと一握りだと思います(笑)。

ハンコ押すときには是非とも「連帯保証人」の場所に地区男さんのお名前を一筆お願いしますm(__)m。
Commented by pedi5 at 2018-10-23 11:27
乗りましたね、パンドラの箱空けたも同然(^^)
全国を飛び回っている10号車です。
先月当地区に来たときに雪の前に札幌に行く話は聞いていましたが、赤煉瓦テラスの展示だけかもって話でしたから試乗できたのはラッキーでしたね。
ちなみに試乗したときに音が?だったのですが(不快な物ではありません)やはりSPからも作られた音が出てるとニコルの方が白状されていました。シートの形状から上級シートにはエンブレムはつけられないそうです。どうしてもつけたいならシートをダウングレード(D5sと同じ物に)しないとならないそうです。値段は一緒ですが・・・以前ほど室内のデコレートの自由度は無いそうです。

来年雪解け頃のニコルデビューをお待ちしております。
Commented by Wonderfullifewith at 2018-10-23 17:06
pedi5さん
乗ってしまいました。
F10のB5は内地での試乗でしたが、今回はホームグラウンドでの試乗で色々と判ることがありました。
結論「全てにおいて素晴らしい!」でした。

シート、マークが付いてる方が下のグレードなんですね。
ミーハーな自分はそっちでも良いです(買えないだろ、笑)。
Commented by f10-d5 at 2018-10-24 11:53
こんにちは、マル運です。

札幌まで、0010号車が遠征したんですね~
私も、この車に試乗しました。
が、私には高すぎて合いません・・・
あっ、乗り味は申し分ないですよ~燃費以外は(笑)
って、それも、F10の私のD5と比べたら、車両本体で200万円以上も高くて手も足も頭も出ません(^^ゞ

当家の駐車場、ぎりぎりでシャッターが閉まる限界でした(G30)で。。。
私には今のD5が最良かなぁ~目指せ、20万キロ、あと、85000キロ頑張ります(^O^)
Commented by at 2018-10-24 16:26 x
こんにちは~♪

僕のような凡人が買える車ではないので、最近気にして見ておりませんでしたが・・・
センターキャップって今は付いていないんですね(^_^;)
だったらパッキンが切れて・・・とか無くなってイイですよね~って思うけど、個人的にはあのセンターキャップがあってこそ・・・と思っていたので、ちょっとショックでした(笑)
Commented by Wonderfullifewith at 2018-10-26 17:34
マル運さん
この車は全国行脚しているんですね。
この距離数もほぼほぼ試乗で伸びたものでしょう。

やはり燃費はそれなりなんでしょうね。
でも新M5様にお乗りのオーナー様曰く「13km/Lくらい走った」と仰ってました。
踏まなければ伸びるようですね。

素の状態でD5+200万、そこからオプションてんこ盛りであっという間に中古住宅価格です(笑)。

自分もG30は入らないわけでは無いですが、毎日がドキドキの車庫入れになりますので、これはこの先の体の衰えを考えると無理って感じます。

自分も5シリーズはF10が最後かも知れません。
もしかしたらずっとF10かも?(謎笑)。
Commented by Wonderfullifewith at 2018-10-26 17:38
樵さん

>僕のような凡人が
異議あり!裁判官、被告(なのか?)は嘘の証言をしている可能性があります(爆)。

ホイールは以前とデザインが変わりましたね。
これは好みですね。
ホイールキャップにまで鍵が付いているのはビックリでしたが、私のようなおっちょこちょいはあっという間になくしてしまいそうです。


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