2014年 04月 18日
後ろのお皿が何とかなったことに気をよくしたオーナー、次は前の部分をどうにかしようと企み始める。 後ろのお皿をクルクル回したら見た目にお尻下がりな雰囲気にまでなってしまったので、前のお皿もクルクルしようと思っていたが、それをするにも自分の場合には「ヘルプ」してくれる人が居なければどうしようもないので、そのような方々を確保出来る環境を整えなければならない。 幸いなことに自分の周りには比較的「時間を自由に使える」方が多いので、その方々にお願いメールを出すとどうにか都合を付けて掛け付けてくれる事が多い。 日がな一日デスクに座って仕事をしなければならない業種ではないため、短いスパンでは月末、長いスパンでは期末までにキッチリとした結果を出せば良い人達なので、それなりに時間の融通が付くのだろう。 世の中的にこの様な人ってなかなか居ないと思うのだが、(一応)会社員なのに自由業みたいな人、素敵すぎる。 そんな訳で、とある工場の一角をお借りすることが出来た自分は、休日の内職後に速効で工場に向かう。 お皿クルクルするだけにフロントをジャッキアップするのも勿体ない気がしたので、オプションとして色をヌリヌリって工程も追加してみることにしていた。 ヌリヌリは過去にもDIYに挑戦したことがあり、その奥深さをイヤと言うほど思い知らされたので最近は手を出さない方が良いと思ってきている。 これとてその内「舌の根も乾かぬうちに」な感じで悪い虫がうずうずし出して手を出してしまうのかも知れないが、今回はすんでの所で「職人さんにお願いしよう」って気持ちになった自分は、この時点でかなりの成長を見たと言っても過言では無い(と思う)。 ヌリヌリして貰うにはその物体を外さなければならない。 本体と連結されている部分を脱着する行為のほとんどを名匠二人に行っていたため、自分は「見たことがある」ってレベル。 但しその行為も色々な場面と個体でかなりの回数になるような気がするから、これから行うことは「門前の小僧習わぬ経を読む」に近い行為であるが、それでも何処かに間違いを侵してしまい結果とんでもない事態を及ぼす危険性もあるためまたもや名匠二人にお声がけしていた次第。 連結部から外すと中に混在している物体がその遮蔽から解放され歓びで中からどんどん出てくる。 それをさせじとその漏出を止める訳だが、それ用の専用部品を持ち合わせていない自分は何かをその代用品として用いなければならない。 その為に使った製品は「昼食用に買っておいたパン屋で購入した菓子パンの袋。 それをを幾重にか折り、漏出部位を被覆して締結バンドで固定するという、如何にも素人が作業しました的な方式。 こんな時あの方ならきっと財布の中からOKAMOTOとかサガミオリジナルとか書いてある袋から筒状のゴム製品を出して使用するのかも知れないが、悲しいかなその手の商品を買ったのはどのくらい前だかすらも忘れてしまうレベルの生活をしている自分、寂しいでしょ? マジな話この作業のために何か特殊工具があるかは判らないが、あるのなら是非教えて頂きたい。 ただ次にこの作業を行うのは一体何時のことなんだろうと思うのも偽りのない感想。 こんなことを何度もやるような一般人、そうそうないよねって言ったら 「自分バンジョーボルトこの事なら詳しいです」 と言ってしまうT氏、色々な意味で残念すぎます。 それでもどうにか漏れを止めて本体を撤去することが出来てホッとした。 あとは漏出防止策のパンの袋がその大役を果たしてくれてることを祈るばかり。 相棒を失った片割れ。 ここはこのままね。 輪っかの左上に写っている袋が、パンを包んでいたビニル袋。 タンクを空にして内部に空気が入ると色々と面倒な作業が待っているので、作業が終わるまでの時間どうにか止まっていてくれと密かに願う施工者。 摘出した物はと言えば、社長の指示に従い先ずは足付けを行う作業。 スチールウールを用いて表面を軽くザラザラにする。 知識に乏しい人間は言われたことをただ行うのだが、その行為はまさにサルの何とか宜しく何時までも際限なくやってしまう。 加減を知らないヤツはこれだから困る。 細かいところまでシコシコ擦りまくる。 ここから先は社長にお任せする事にして、問題は「何色に塗る?」って事。 ジュラルミンの地肌みたいな銀色が良いと思ったが、さすがにそれを塗装で出すのは難しいという話になり、黄色はあの方だし、銀色はあの方だし、定番の赤はあの方他多数だし、すったもんだで色々と試行錯誤して色は決まった。 色の話はこの次にでも。 次はクルクル作業を。 クルクル作業を行うにはお皿のテンションをミニマムにした方が楽な訳で、その為にはバネを伸ばしきった状態か逆にバネを縮めて固定した状態を維持しなければならない。 とにかくバネのテンションを殺すしかない訳だ。 勿論「作業前のねじ山の高圧洗浄」は「行為前のイソジン洗浄」と同じ位にデフォだ。 フロントのバネには主なるバネが遊ばないように補助バネが付いているので、この状態においても伸ばしきるのはほぼ無理。 大体がバネを装着するときも世に名高い「水子式」でバネを圧縮してネジを留めたくらいだからして、そんなおいそれとバネがフリーになることはない。 よってバネを伸ばしきってテンションを抜く方式は却下となった。 残りはバネを縮めた状態で固定してテンションをミニマムにする方式。 所謂サス交換時にスプリングコンプレッサーで縮めることを狭い空間で行うのだが、この空間が金属製のパーツを挿入するには全く狭い空間となっており、過去には布製バンドや荷造りバンド’(以下PPバンド)を応用して作業を行った経緯がある。 今回も当初の方式に基づき、PPバンドを用いたのと同時に新たに極太締結バンドを追加採用してみた。 予めDIYセンターで5本入りの極太締結バンドを購入しておいたのだが、それを見たK氏が一言、 「これで幾らするんすか?」と。 仕事柄この手の物を購入するロットが全く違うだろうから、恐らくは我々が購入する5本入りとK氏が仕入れる100本入りはほぼ同じ納入価なんだろう。 でなければきっと同じにさせるんだろう。 日本の未来は明るい。 写真はないがクルクルの作業は以下の通り。 ジャッキアップしてバネが伸びてる状態でPPテープ並びに極太締結バンドをバネの上端と下端の隙間があるところに通して仮留めし、ショックを取り付けるロアアーム部分にジャッキを噛ましバネをどんどん縮める方向にジャッキアップする。 車両がウマから浮き上がる寸前までジャッキを持ち上げ、バネを目一杯縮めた状態になったところでPPバンド並びに極太締結バンドを親の敵の如く締め込む。 各バンドに異常がないことを確認した後、静かにジャッキを降ろしてバネを伸ばす。 各バンドがバネの伸びを阻む方向に力が掛かりバネが縮んだ状態を維持する。 これによりお皿にバネのテンションが掛からなくなるので色男の力でも容易にお皿が廻るようになる。 今回は都合3回転(6mm)下げる方向で作業を行ったが、ショックの長さの左右差が10mmもあるのには驚いた。 これに関しては今後タイヤを装着してある程度馴染ませた後に再度左右の車高の高さを調節しなければならないが、その時にはきっとあの方が「ほらよ」と言いながら極太締結バンドを差し入れてくれるだろう。 PPバンド2本と極太締結バンド1本ではバネの力にあらがえず無残にも留め具が壊れてしまったので、今回はPPバンド2本、極太締結バンド2本にてバネの固定を行った。 こんなことを書いても、参考にする人なんて誰もいないと思うけどね。
by wonderfullifewith
| 2014-04-18 11:03
| くるまのこと
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Comments(6)
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たくみちゃん
at 2014-04-18 15:48
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あの後、
足付けまで作業していたんですね。 ロゴ消しましたか? 仕上がり、組んだ後 お披露目オフ開催を・・・・ガストっすかね?
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タケ(^^V
at 2014-04-18 17:57
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wonderfullifewith at 2014-04-18 17:59
たくみちゃんさん
その節はありがとうございました。 銅って磁石にくっつかないからやっかいですね。 結構漏れた後だったんで心配してましたが、フルードタンクを見たらオイルがあってホッとしました。 足付け頑張りました。 そりゃぁもう擦りまくりです(笑)。 その後社長がキレイに仕上げて下さって、色塗りロゴ張りクリヤーと続いています。 一応土曜夜に取り付け予定しています。 お披露目って程じゃないので、いつでも見せに行きます。
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hiro.E39
at 2014-04-18 23:16
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wonderfullifewith at 2014-04-19 07:19
hiro.E39さん
はい楽しみです、と言うか見て来ました(笑)。 チーム50、そして水瓶座ですからやはり色はそちら方面が宜しいですかね。 あまり凝視する場所でも無いですから、サラッとやっても大丈夫かも知れませんね。 あとはどれだけ本人が拘るかの世界だと思います。
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wonderfullifewith at 2014-04-19 10:00
タケ(^^vさん
過激ですか? やっぱりイソジン消毒は基本ですね(謎笑) どうしようもないオジサンは、いつまで経ってもどうしようもないオジサンのままのようですが、若いうちから悟ってしまうような人間に未来はない!と思って悪あがきを続けます。 |
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