2009年 02月 21日
ろくじゅうど
給湯ボイラーの「高温」設定で出るお湯の温度は、約60℃。
これは普通には触れない温度である。

煎茶を美味しく入れる温度が約70℃。
これでも飲むときには、それなりにフーフーして飲まなければならない。
つまりかなり熱い温度である。


最近の電気ポットには幾つかの温度設定が出来る機種がある。
その中に「ミルク」や「ほ乳瓶の絵」が描かれて、60℃に保温設定出来るものもある。

「赤ちゃんが(人工)ミルクを飲んでくれない」と家族の知人の新米お母さんからメールが来た。
よくよく話を聞けば、ポットに入っている60℃のお湯でミルクを作り、それを冷まさずにそのまま赤ちゃんに飲ませようとしていたらしい。

さすがに驚いた家族は、ミルクの適正温度を説明し、電気ポットの60℃というのはミルクを作ってから冷ますのに楽なようにするためであって、そのまま赤ちゃんが飲むための温度ではないことを教えていた。

「そうなの?どうりで作って暫く経ったミルクは美味しそうに飲んでたのよね〜」って。
そりゃ人肌まで冷めれば美味しいミルクになりますでしょうに。
知らないって怖い。

さて、
10年以上前になるだろうか、カルト教団が「修行」と称して熱湯風呂に信者を入れて殺害してしまった事件があった。
今でもその最高責任者はのらりくらりと生きているらしい。
本人も一度そのお風呂に入って修行し直した方が良いと思うが。
あ、体が浮いちゃうからダメか。


普通の人が入浴するお湯の至適温度は40℃前後。
43度を超えると生粋の江戸っ子以外は、間違いなく「熱い」と感じる温度だ。


そして昨夜。
お湯も浴槽に良い具合に貯まったので、入浴しようと衣服を脱ぎ浴室に突入。
一番風呂、不躾にも「かけ湯」もせずに右足から一気に入浴。

一瞬、足に痺れを感じる。
「体が冷えてるからいつも以上に熱さを感じるんだなぁ」と思ったが、その0.3秒後に「う”ぁ〜!」と大きな悲鳴とともに湯船から右足を跳ね上げる。
心臓が足先にもあるような衝撃が走る。

浴室から聞こえる悲鳴に驚いた家族が続々浴室に乱入!

浴槽の洗い場には、右足のヒザから下がニンジンのように変色したまま、淋しくうづくまっている一人のオヤジが。
浴室に真っ裸のオヤジと、普通に服を着た女性2名(ただし一名は未成年、いやこんな説明は要らないか)。

事の成り行きに気づいた家族は「ゴメン、ゴメン、お湯の温度間違えたわ」と言いながら冷水をオヤジの患肢にかけ始める。

熱湯地獄の次は冷水地獄。
余りの衝撃に裸であることの「羞恥心」を忘れ、呆然自若のまま水を掛けられているオヤジ。

いつもは給湯ボイラーを低温(41℃)に設定してお湯を入れるところを、高温(60℃)のまま入れてしまったらしい。
よくよく考えたら、浴室の湯気がいつもに増して多かったか。

取り敢えず浴槽に水を入れ温度調節するが、溢れる位まで水を入れても湯温は優に41度以上あった。
痛みを堪えて体を洗い、それでも悔しいので最後に湯船に浸かる。
やっぱり足が痛い。
後悔する。


一夜明けた朝、右足はまだ真っ赤のままジンジン痺れている。
家の中、どこに危険が潜んでいるか判らない。

バラエティ番組で時々見かける「熱湯風呂」。
「代表作これと言って無し」の上島竜兵や、あだ名「実力不足」の山崎邦正って凄いと思った。

by wonderfullifewith | 2009-02-21 10:59 | うちのこと | Comments(11)
Commented by BONBY at 2009-02-21 11:45 x
わはははっ
笑っちゃダメですよね。
文章でも充分緊迫した情景が伝わってきますが
補完的に映像(一部ボカシ有り)で確認しながら観たい状況です。
私はシャワーで熱湯をあびた事がありますが
その時、毛根は無事と思われましたが今現在影響を否定できません。
Commented by あ~さ~ at 2009-02-21 13:09 x
いわゆるバラエティの熱湯風呂は、「ぬるい風呂に入っているけど熱湯には一テイルっぽく演技する」物であって、決して本当に熱湯に入っているわけではないと思います・・・。

うちは面倒なので自宅のボイラはいつも43度にしてます。
別に洗い物も何でも不便を感じません。
Commented by at 2009-02-21 14:19 x
世間から煮え湯を飲まされないだけ、まだマシってとこですぜ、旦那っ。
Commented by wonderfullifewith at 2009-02-21 15:58
BONBYさん
いいえ、笑って下さい。
笑ってくれなかったら、泣いちゃいます(違)

場面が場面だけに映像で再現するのはエキサイトブログからの追放もあり得ますので(笑)、イマジネーションをフルに働かせて下さい。
熱湯シャワー、聞いただけでも怖い話です。
Commented by wonderfullifewith at 2009-02-21 15:59
あ〜さ〜さん
あれは「ふり」って、マジですか?
じゃぁ本当に熱湯風呂は、例の教団と私くらい?

ボイラー温度ですが、食洗機にも繋がってるのでどうしても高温設定にしてあるんですよねぇ。
Commented by wonderfullifewith at 2009-02-21 16:02
えさん
確かに、世間から煮え湯を飲まされてはいないですが、飼い犬に手を噛まれることはしょっちゅうです(旨い!)。

でもいつ飲まされるかは、判りませんけどね(^_^;)
その時は「煮え湯」じゃなくて、「煮え油」くらい強烈かも知れません。
Commented by mi-bar at 2009-02-21 21:00
安全のためにもかけ湯は必須ということですね・・・・。
お大事に。
Commented by Hinazou at 2009-02-22 19:03 x
大変な災難でしたね。^_^;
60度は流石に火傷しますよね。。
お大事にご用心ください。(^^ゞ
Commented by wonderfullifewith at 2009-02-23 10:15
mi-barさん
マナーの上でも、エチケットの上でも、そして安全の上でも「かけ湯」は必須ですね。
お陰様で足の感覚はかなり普通に戻ってきました。
Commented by wonderfullifewith at 2009-02-23 10:16
Hinazouさん
いえいえ、自分が確認しなかったからなので、身から出たサビです。
今日も60℃のお湯を飲みましたが、口は結構頑張ってるんだなぁと(笑)。
Commented by tak@札幌 at 2009-02-23 21:36 x
ま・まさか赤ちゃんのくだりからヒントを・・・(爆


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