2006年 04月 05日
プロのご意見を聞くために、昼休みにちょっとショップまで出掛ける。 「下地が出てしまったところに液体パテとかサーフェサーを塗ると周りの塗装が縮んだり下地に穴が開いたりするんですけど」と訊いてみる。 すると社長がシンナーのようなものを試しに付けて現象確認。 「あぁこれですね、この時はサーフェサーを塗るときに一気に厚塗りすると、サフの中の溶媒が下地を溶かすんで、最初は軽く薄めに吹き付けるんですよ。すると溶媒は直ぐに揮発して必要なものだけそこに付着しますから。それをなんどかやってミラー本体の下地の上にサフの下地を作るんですよ。ある程度下地が出来たら普通に塗っても溶けないと思いますよ」と、これまた貴重なご助言を頂いた。 そして助手席側のミラーを見て貰ったが、 「クリヤーの厚さが足りないですね。あと塗装はそんなに厚く塗る必要はありません。サフ色が隠れて、ペーパーの目が消えるくらいで十分です。それに(ミラーを触りながら)表面がザラザラしてるでしょ?。これだと磨くのに一苦労なんですよ。なのでクリヤーをもう少し厚めに塗った方が良いです。濡れて垂れる寸前を狙ってください。そうですねぇ、この辺(厚塗りになってしまった部分)位に塗るのが良いんです。理想はクリヤーを磨かなくても光る状態ですね。」 一々頷く事ばかりであった。まさに目から鱗状態。 どうしても垂れが怖くてスプレーの動きが速くなってしまう。基本的に一回の噴霧による塗料の付着率ってのは30〜40%だそうだ。それ以外は全て下に落ちてしまうらしい。それが距離は遠いは、速度は速いはなら、塗装の付着率なんて10%程に落ちてしまうのだろう。10回くらい重ねて塗っても、このような塗り方ではほとんど意味がないことが判った。 「空き缶にスプレーして練習すると良いですよ。それで垂れる感覚とかがわかりますから。」と教えてくれた。 塗装、奥が深い技術だ。 ますますスプレーガンが欲しくなった今日この頃であった。 デンティストなお仕事をされてる方なら、エアーコンプレッサーが職場にあるようだが、我々業界ではエアーコンプレッサーで動かす機械はない。 「ヤンキーホーン」でも出来るんですけどね(笑)って言われても、ヤンキーホーンも持ってないし。 頑張ってヌリヌリしよう。
by wonderfullifewith
| 2006-04-05 16:57
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Comments(3)
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マカオのヒデ
at 2006-04-05 23:54
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田宮のエアブラシをお貸ししましょうか?コンプレッサー付きの。
一応、結構塗れますよ。 私はエアガンで吹いちゃいますけど。 そう言えばウレタンの調色塗料を缶スプレーに入れてくれる業者があったなぁ。クリアを吹き付ける事で硬化剤を混ぜた事になるとか。
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マカオのヒデ
at 2006-04-05 23:58
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屋根ですけど、確かにクリアを吹いて磨かなくても良いくらいに
重ね塗りが必要との事でした。 で、屋根は夜間なら全然問題ない程に塗れました。(爆) 昼間は…(爆) でも新車時のようなぬめり感と輝きが戻りました!!
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管理人
at 2006-04-06 11:27
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ヒデ様
そうそう、プラモデルを作る人なんかはエアブラシを持ってるって話を聞きますよね。 私はそのような趣味もなかったので、何もありません。 近くに誰か持ってないかなぁ。 塗装ですが、ソリッドとメタリックでは塗り方とか磨き方が違うようですね。メタリックはキラキラを潰さずにクリヤーで綺麗に見せるって感じのようですが、何気なく昨日色あわせしたら「全然違うかも?」って感じでした。はたして塗り終わっても取付が出来るのだろうか心配になってきました。 |
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