2015年 06月 21日
朝からぶっかける
トマムから戻り、べちゃべちゃになってるズボンと靴下と靴をどうにかして一段落。

深夜にトマムに行く途中のコンビニでパンを2つ購入したが、その後の予定のためにゴンドラ内で1個だけ頂いただけの朝食では流石にやや空腹感が体を襲う。


だがここで誘惑に負けてはいられない。
これから積丹(しゃこたん)の美国(びくに)にある「田村岩太郎商店」まで行くのだ。

ここもトマムの雲海と同じくここ数年毎年の様に出掛けているが、やはり積丹と言えば海鮮、それもこの時期限定の「うに」となる。

うには各種保存方法の確立により時期を問わず頂くことが出来るのだが、こちらのお店で供されるそれは、前日の朝に捕ってきたうにを食べさせるというもの。

名付けて「朝うにぶっかけ丼」

鮮度が違うし、もちろん保存料のミョウバンなども使ってないから変な苦みもえぐみもない。

よって前日にうに漁がなければその翌日には「朝うにぶっかけ丼」は供されない。

そんな店側も客側もちょっとしたリスクがある食べ物だったりする「朝うにぶっかけ丼」。


なぜにぶっかけ丼なのか。
それは客自身が塩水に浸かっている剥きうにを自身の手で掬って丼ご飯にぶっかけるから。

ぶっかける。

何度も書くような言葉ではないかもしれない。


そんなちょっとした演出が盛り込まれている丼なので、毎年出掛けている。

世間一般的に尿酸値などが気になるお年頃となってはいるが、正直うにを食べるのは一年のうちにこの時期だけで、他ではほとんど食べないため個人的に「年間うに摂取量」としてはそれほどではないと思い込んでいる。


近年うにの漁獲量が減っているらしい。
よって店側としてもうにの確保にもなかなか骨が折れるようだ。

そんな貴重な海の恵みを有り難く頂くため車を走らせる。

以前は朝うにぶっかけ丼が供されるのが何時なのかってのが良く判らなかったが、最近はFacebookで「本日うに漁に出掛けました。明日ぶっかけ丼やります」って書いてくれるので、それを当てにすれば良い。

ただし量が限られているため、朝10時の開店時間に店前に並んでいなければ折角美国まで行ったのに目的の商品にありつけない可能性もある。

客も必死なのだ。


我が家から美国までは車で1時間30分ほどの距離。
よって朝8時30分に出発すれば10時には店前に到着出来る。

トマムから戻って一息く間もなく出発。
人生を生き急いでいる感満載の休日。
命短し、遊べよおやじなのだ。


再び高速の人となり車を走らせる。
小樽で高速を降りて観光街を通過。
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交差点で信号待ちをしているとこんな感じで朝から人力車に乗る観光客。
「乗ったことないわ〜」と同乗者。
いやいや、普通地元の人は乗らないでしょ(笑)。

今は大正ロマン満載のコスチュームに着替えて乗ることも出来るらしい。
頑張って街を盛り上げて頂きたい。


ここからは一般道をひたすら走る。
道は一本で海岸線を気分よくドライブ出来る道だが、1996年2月10日に起きた豊浜トンネル崩落事故の記憶があるため、手放しで「綺麗な海だなぁ」と思って走ることが出来ない。
心のどこかで「今日は大丈夫だろうか」と思いながら走る自分がいる。


この日も無事にトンネルを通過して美国到着。
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10時開店前でこの行列。

恐るべし「ぶっかけ」。

この時間にこの店に来ている客のほぼ全員が「朝うにぶっかけ丼」を目的に来ていると行って過言ではない。
と言うか朝一番にこんな漁師町に人が来ること自体が凄いわ。
他に何もないんだからね。


朝うにぶっかけ丼を頂く際、うにをすくい上げるのは各自の作業になるため、店長からその作法をレクチャーされるので初心者も全く問題ない。

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こんな感じのボウルにうにが沈んでいてそこから網のしゃもじでうにを掬い上げる。

「(しゃもじを)ゆっくり動かして(うにを)掬い上げたら、そのまま少し待って水気を切って下さいね」と言われる。


うにを掬い、水からしゃもじを上げる際にうにが虚しくこぼれ落ちそうになるのを必死にどうにかしようとしたりと、この辺の行動で人間の本性が見られるから面白い。


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上手に行えばばこの位掬える。
もし多少少なく掬ってしまい、丼のご飯がスカスカに見える位であっても、店長がもこみちの追いオリーブオイルよろしく「追いうに」(筆者造語)をしてくれるので問題ない。

ここで店側がケチったことをしてもなんの得にもならないことは、ぶっかけ丼を看板メニューとしている店側としても十分承知しているのだろう。
これでブログやツイッター、Facebookなどで広く全国に宣伝してくれれば御の字なのだから。

席に通され、箸袋を呼んで時間を潰す
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続きはwebでだそうなので、興味のある人は覗いてみて頂ければ幸い。


さて今年のうには如何なものだろう。
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やや白いご飯が見える位の掬い方にお店に大して若干の配慮が見られるが、味は今年も異常なし。
醤油も何も必要ない感じの塩分具合に満足満足。
完食後はゲフーッて感じで腹一杯、デザートにどこかでソフトクリームをと考える余裕すら無い感じだった。

普通ならここから神威岬(かむいみさき)や積丹岬まで足を伸ばすところだが、一身上の都合により午後2時には帰宅していなければならなかったので、このまま来た道を戻ることにした。


と言っても時間的に若干の余裕が生まれた我々一行(って程の人数じゃないが)は、途中の小樽で車を駐めて観光客に混じって市内散策。
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異国人の比率が強烈に高い状況で店を見るとはなしに覗いてみる。

ベネチアのゴンドラ
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水の都に行ってこんな船に乗りながら市内観光でもしてみたいなぁと思うが、金と暇がない人間には全く無縁の世界。

帰りにせんべい屋によってせんべいを購入。
さすがに安くないだけあってとっても美味。
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観光客相手の店だと思うけど、良い匂いが辺りに充満していた。

ルタオで買い物をして再び高速の人となった。


つづく

by Wonderfullifewith | 2015-06-21 12:34 | くるまのこと | Comments(6)
Commented by pedi5 at 2015-06-21 17:30
雲海はここ数日当たりの日が続いているらしいですね。一度トマムは泊まったことがあるのですが、朝が苦手な私には無理な相談です(^^;)

東京から移住してきた私にとって北海道の魚貝は比べものにならない位新鮮で美味な食材です。でもただ一つ、いやほかにもありますが、ウニやイカゴロ、つぶのしっぽなどはどうやっても食べられません。アワビのあの固いのをシャリと一緒に口の中に入れても美味しいとは思えないのです(T_T)少し火を通して柔らかくした物は大好きですが。
Commented by d5svb98 at 2015-06-21 20:42
こんばんは、マル運です。

積丹へ向かったのが、12時過ぎ・・・とうてい、開店している時間には無理でした~
国道上から、お店を確認したら、人や車もいなかったので、積丹の先端方向へ向かいました。。。

「田村岩太郎商店」で、ウニを食べられるのはいつになることやら・・・(._.)
Commented by mi-bar at 2015-06-22 00:37
ハードな休日、お疲れ様です(^_^;)
休みの日ってやりたいことや行きたい所がありすぎて、ゆっくりできないですよね〜(笑)
Commented by Wonderfullifewith at 2015-06-22 07:13
pedi5さん
雲海、今時期は本当に良く出てくれるようです。
夏の山開きから暫くはずっとダメだったんですけどね。

自分も生のアワビが鮨ネタになってるのがよく判りません(^_^;)
ご飯の堅さとネタの堅さが全然違いますよね。
なのでアワビは中華料理に出てくるような柔らかめの方が好きです。

でもあれを食べた時に「エリンギ?」と思ってしまう舌の貧乏さに呆れましたが(大笑)。


あと珍味系もちょっと苦手です。
娘が小さい時に鼻づまりを吸い出して「ツブ貝が取れた!」と言って自滅したのかも知れないです。
Commented by Wonderfullifewith at 2015-06-22 07:14
マル運さん
あの店でぶっかけ丼を頂くには開店と当時に入店しないと無理っぽくなってしまいました。
全然うにが捕れないらしく、供出出来る量も激減だそうです。
でも他の料理も頑張ってるようなので、もし機会がありましたらお立ち寄り下さい、ってなんで自分が宣伝してるんだか。
Commented by Wonderfullifewith at 2015-06-22 07:15
mi-barさん
やりたいことが沢山あるんですけど、休みが本当に少ない境遇にいるので、どうしても強行スケジュールになってしまいます。
でも沢山の休みがある仕事をしていても、性格上ゆっくりはしないと思います、ってそれって単なる貧乏性じゃんってはなしですかね(^_^;)。


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