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日々雑記

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2015年 02月 17日

東京出張

三人寄れば派閥が生まれるなんて言葉があるが、仕事をしていてこの辺の人間関係の調整が一番大変だったりする。

営業も総務も人事も経理もほとんど自分の仕事となると、時々頭がキーッとなってしまいどうにかならないものか?とやきもきしてしまう事があるが、そんなときに渡りに船とばかりにこの様なセミナーが開催される話を聞く。

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ディズニーに関しては「アナ雪」などの有名どころの映画は観ているが、実際この施設に足を運ぶのは何年ぶりか。


働いている人間の9割がアルバイトなのに、(内情は知らないが)傍目にはよく纏まっていると感心する職場だったりする。


どのようにしたらあれだけの人間を束ね、そして高いモチベーション持った中で仕事をして貰い、その結果強烈なまでのリピーター数を稼げるのか、その一部でも知れれば自分の職場に役立てられるのではないかと、藁にも縋る思いで話を聞こうと思い立つ零細企業の店長。

決して安いセミナーの金額ではないが、これでいくらかでも職場環境が良くなれば安い投資だと考え、東京に出向く。

そう、本来の目的はこれだったのだ。


2時間ほどのセミナーだったが、その中で自分が勝手に感じた事は「働いている時はその役になりきろう!」って事。

ワーカーではなくアクターになって、職場という舞台で自分が演じようって事なんだと思う。

始業から終業時間までは普段の自分ではない、演じている自分。
そう、私は役者よ!、顔はぶたないで(byWの悲劇から)
巣に戻るのは自宅に戻ってからのんびりとで良いのだ。


そんな風に考えれば、仕事もそれなりに楽しめるのかな?と感じた次第。
これはディズニーの本来の考え方とは違うのかも知れないけど、客(ディズニーではゲストと呼ぶらしい)も普段の自分を忘れ、老いも若きも頭の上に耳の付いたカチューシャを付けて楽しむ。

舞浜の駅から先でそのような格好をしたら奇異に見られる恐れもあるが、あの場所なら全く無問題。
つまりはあそこは異空間んで、そこにいる人たちは働いている人も客もみんなキャスとなりゲストなりになりきっているって事。

制服をコスチュームという辺りでもそれが感じ取れる。

そうあそでは全ては「ショー」なのだ。
働く人も楽しむ人も全ては役者になるのだ。そうじゃなければいい年したおじさんおばさんが耳の付いたカチューシャは付けられないし、ニキビ面の男子高生がかぶり物なんて出来ない。


それを仕事に取り込んで、制服ではなくコスチュームと考え、と言うと我々の業界だとまんまコスプレみたいな感じに取られそうな雰囲気だが、それでも良かろう。

「皆さん、それぞれ役を演じきって下さい。そして来て頂いた方に満足して帰って頂きましょう!」って感じで仕事をしたい。

そんな風に思った。


午前中2時間の話を聞いて、午後から実地訓練と称したパーク内の視察。
この様な場所に来て視察というと、議員さんの海外視察みたいな感じだが、それとは決定的に違うのがその費用が全て自腹であるという事。

痛い。
議員さんになれば良かった。


セミナー会場で配布されたパークのワンデーパスポートを握りしめてホテルからバスに乗る。
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こんなところからドンドン雰囲気を盛り上げていくディズニー。
安くないお金を頂くのだから、とことん楽しんでいって貰おうという魂胆が見えてくる。

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祝日開けの平日とあって、場内はさほど混雑していないようだが、田舎者にとってはこれでも十分人がいるレベル。

パークの乗り物も120分待ちのモノが結構あったのでそれなりには混んでいるんだろう。


セミナーでも「パーク内の指導は全て先輩が行います」と言っていたが、丁度その場面に出くわした。
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先輩キャストが後輩にゴンドラの漕ぎ方をレクチャーしていた。
なるほどねぇと全然違う見方をしているゲストのおっさん一人。

なんたってこんな場所にたった一人で乗り込んだんだから、何をしようにもどうしようもないわけで。
人生に必要な事はディズニーで学んだを実践しているのだ。


家族からは「ディズニーのカードにポイント貯まってるから、それを消化してこい」と命を受けているため、パーク内のショップに入り携帯で商品の写真を撮りながらメールを送って目的の品をゲットしてミッションコンプリート。

レストランにでも入ろうかと思ったが、セミナー会場で弁当が配布さたため、全然お腹も空いてないし喉も渇いてないから、他にどこにも入る気が起きない。

ただただパーク内をいたずらにグルグル2周してしまう。


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パーク内で大きなぬいぐるみと一緒に座ってる姿を見ても何もおかしくないが、これが田舎の街中でこれと同じ光景を見たならば、周囲の人はどう思うだろうか?。

「大丈夫か?」
「頭おかしくなったんじゃないか?」
「歩くのに邪魔じゃないのか?」
などどちらかというとネガティブな感覚が沸いてくると思うが、ここではそんな風に思う人は誰一人いない。
むしろ「愉しそう、可愛い」と思う。

みんな演じているのだ。
この空間を精一杯楽しんでいるのだ。


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ゲストもキャストも全員が楽しんで作る世界。
我々の業界だと顧客が楽しむという風にはなかなかならないけど、それでもそれなりの満足を得て返って貰う事は可能だろう。

とにかく演じる。
なりきる!。


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この時期だとスーツアクター(と言ってはいけないんだろうね)も暑さに耐えられないって事も無いと思うが、周りのゲストと目一杯楽しんでいるように見えた。

これを外野から見ていた女性のゲストは、一緒に来ていた仲間に一言「凄いスタイル良いわね」って、見るところが違うだろ(笑)。

何か入れてるとは思うが、お尻のプリッとした感じは、おじさんも嫌いじゃないです。


お一人様ではアトラクションを楽しむのもどうかと思ったので、この先におじさんがとっても喜ぶ予定を入れて、2時間ほどのパーク体験は終了したのであった。


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ここのパネルはオーナーさんじゃないと買えないよね。

by Wonderfullifewith | 2015-02-17 09:58 | しごとのこと | Comments(2)
Commented by pedi5 at 2015-02-19 11:17
ディズニーランドはバブリーな頃に行ったのが最後で少なくともシーが出来てからは無いですね。真夏の暑い時期に車のルーフにキャリアをのせて、スキー板を4セット並べて船橋のザウスで朝から滑って、夕方夜のチケットの時間にランドに入るという、若い頃しか出来ない事をやっていました(^^;)

アルピナの部品はステッカー一つでも車検証が無いと出してくれないという話を昔聞いたことがあります。今はどうなんでしょうね。
Commented by Wonderfullifewith at 2015-02-20 16:51
pedi5さん
先日はありがとうございましたm(__)m。

バブリーな時期というと、映画「私をスキーに連れて行って」が流行ってた時代頃でしょうか?

確かランドが出来たのが83年くらいで、自分が大学生の頃、千葉の同級生が盛んに自慢してたのを覚えてます。

あれから数年くらいが確かバブルでしたよね。
アッシー、メッシー、ミツグ君などなど、バリバリの肩パット入りのスーツやワンレンボディコン爪長ハイヒール。
その頃は暗黒の修業時代でセブンイレブン状態(朝7時から寄る11過ぎまで労働)で仕事をしていて全然記憶がありません。

アルピナ、リヤウィンドウに貼るステッカーも車検証が必要だと聞いた事がありますので、きっとここのプレートもそうでしょうね。


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